倉庫で働く副業・ピッキングとは?
倉庫や物流センターで指定された商品を取り出し、所定の場所へ移動させる作業のことです。
近年、ECサイトの普及による倉庫作業員の人手不足が深刻化しており、ピッキング作業の求人が増えてきました。
それらの多くが、副業可能、短時間勤務、1日だけの勤務など働きやすい条件を設けています。
指定された商品を探して運ぶだけで、専門知識も資格も不要ですから、誰でも手軽に始められる副業といえるでしょう。
ピッキングで得られる収入
給与は雇用形態や勤務地、業務内容などによって異なりますが、一般的な平均収入は時給で約1,100円~1,400円です。
物流センターのピッキング業務では、24時間体制で運営される場所も多く、企業によって勤務体系がさまざまです。
短時間のパート勤務や、2交替、3交替制を含むフルタイムなど、勤務時間も異なります
なるべく早く収入を得たい人のために、日給制や週給制の求人もあり、多忙な時期だけ人員を補充する短期間の求人も目立ちます。
24時間稼働している場合の夜間の勤務は、夜勤手当が加算されるので高収入が期待できます。
合う人と合わない人がいるかも…ピッキングのメリットとデメリット
ピッキング作業の副業には、まず誰でも始めやすいことがメリットとして挙げられます。
ほとんどの職場が未経験者を歓迎しており、特別な資格や経験がなくても働けます。
最初は指定された商品を探すのに手間取るかもしれませんが、慣れてくれば商品の場所も頭に入りますから、スムーズに働けるでしょう。
時間帯や勤務日数が比較的自由に選べるのもメリットで、短時間勤務も多いため、ライフスタイルや希望に合わせて働けます。
また、運動不足解消にもつながります。
重い荷物を持ったり倉庫内を歩き回ったりするなど、意外と体力を使う仕事ですから、ダイエットや体力作りをしたい方にとっては一石二鳥ではないでしょうか。
一方、以下のようなデメリットもあります。
まず単純作業で飽きやすいことで、特に長時間勤務では延々と同じ作業を繰り返すため、精神的な負担が大きくなります。
また、運動不足解消にはなるものの体力を使うので疲れますから、本業に支障の出ない範囲で行いましょう。
シフトによっては、夜勤や早朝勤務もある点も要注意です。
時給は高くなりますが、生活リズムが乱れやすいため体調管理には十分に注意しましょう。
これらのメリットとデメリットから、ピッキング作業に向いているのは、単純労働が苦にならない人、一人で黙々と作業をするのが好きな人といえます。
副業では飲食店や小売店で働くという選択肢もありますが、接客が苦手な人にはピッキング作業がおすすめです。